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新潟県|とろけるような舌ざわり新潟を代表する冬の味覚《ル・レクチエ》

新潟県が誇る果物「ル・レクチエ」。その栽培はとっても難しい!!
新潟在住の特産品レポーター、あさこです。今回は新潟を代表する果物「ル・レクチエ」をご紹介します。 現在、日本で栽培されている洋梨は20種類以上ありますが、その中でル・レクチエは最も栽培が難しく収穫量は全体の1割にも満たない貴重な品種です。 原産国はフランスで日本にやってきたのは110年ほど前の明治時代。小池左右吉が、ロシアのウラジオストクへ旅行した際に西洋梨に出会い栽培を決意し、苗木を直輸入したのが発祥とされています。その原木は今でも残っており、新潟県の南区東萱場地区にあります。実際に見に行ってきました。
日本で最初に栽培された新潟県。そのルーツを探しに!
こちらが原木(古木)です。太くて立派な原木でした。 近くに記念碑もありました。当時は栽培方法が確立されておらず、試行錯誤を繰り返したそうです。そんな生産者の努力も実り、新潟県はル・レクチエの収穫量が日本一です。
さあ、お待たせしました!それでは箱を開けてみましょう。
新潟に住んでいますが、実は県民でも滅多に食べられません。主に贈答品として喜ばれています。一年中食べられるわけではなく、市場に出回るのは11月下旬~12月下旬。
ル・レクチエの食べごろはいつでしょうか?
色:パステルイエローからブライトイエロー(完熟バナナの様な色)に変わります。
香り:甘い香水のような芳醇な香り
硬さ:指で触れたときやわらかめの感触
ということで、見た目で食べ頃がわかります。届いてから2日後にいただきました!
甘い香りが漂い幸せな気持ちに。
ビニールを開けたとき、甘い香りが漂い幸せな気持ちになりました。 切った感じは西洋梨というだけあって梨にそっくりです。見た目はそっくりですが、味は全然違います!!果肉のキメが細かく、ざらつきがなく、とろけるような舌ざわり。実が詰まっていてとても濃厚です。最近ではスイーツとしても大活躍。タルトやゼリー、フロマージュ等。スイーツであればル・レクチエが一年中楽しめます。皆さんも是非ご賞味下さい。
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